小石記

マイナートラブルのデパートまめたの妊娠ダイアリー

ブドウ糖負荷試験でめっちゃ吐いた話

妊婦健診の項目の中に、妊娠糖尿病の血液検査があるのだけど、それで微妙な数値が出ると、ブドウ糖負荷試験を受けることになります。

ブドウ糖負荷試験というのは、まず絶食後、空腹時の採血をしてからめっちゃ甘い強炭酸のサイダーみたいのをひと瓶一気に飲んで、そのあと一時間後、二時間後に再び採血をして、血糖値の上昇と下がり方を計測する検査。

 

サイダー自体は、三ツ矢サイダーの劣化版みたいな感じで、まあ飲むのが苦痛なほどマズくはないです。

採血も、それで気分悪くなったこともないのでそんなにしんどい検査じゃないはずなんですけど、サイダー飲んでから2回目の採血のあとめちゃくちゃ吐きましたね…。

1回目の採血のあとくらいからもうやたら怠くてかなり体調悪くなってたんだけど、この検査は多分吐いたら台無しなので耐えた…。

そしたら吐きすぎて血まで吐きましたね…。

 

さすがにびっくりして検索したら、このように嘔吐で吐血するの、「マロリー・ワイス症候群」っていうみたいです。

嘔吐によって腹圧がかかって、胃と食道の繋ぎ目あたりが裂けてしまうという症状らしい。

つわりでもままある症状らしく、重症でなければ基本的には自然治癒するものとわかり、とりあえずこれっぽいなと見当がついたので一安心。

 

ついでにブドウ糖負荷試験のほうも、急激に無理に血糖値を上げる訳だから、それで体調崩す人はいるらしいです。症状としては多分低血糖に似た状態なんだけど、急激に血糖値を上げてもそうなるのかな? 検査の前にそういう注意がなかったので「なにこれ?」ってなりましたが、一通り吐いたら結構すぐに回復しました。

 

「マロリー・ワイス症候群」のほうは、その日一日ほどは食道の切れたらしきあたりが痛くて不快でしたが、翌日にはおさまってました。また、それからしばらくの間は食後(直後ではなく、多分消化が始まってから)、胃液が逆流?することがあると、沁みて胸焼けみたいな感じのひりひり感がありましたが、それも二週間くらいで完治したっぽいです。

 

これもまたアプリとかのトピックで見たことがなかった経験だったのでシェアすることにしました。

ちなみに、この検査の結果は数値に異常なしで指導入院は免れました、よかった!

妊娠初期からの腰痛との戦い、対策編

妊娠してからマイナートラブルのデパートみたいになってしまい、ググっても全然同じような症状のサンプルが見つからなかったのがこのはてブを始めた動機です。
一番書きたかった「妊娠初期からの腰痛」について書けたので嬉しい。ここでは「とにかく痛い、大袈裟じゃないんだ、って主張はわかったから、どうやって乗り切ったか」を書こうと思います。

具体的に「腰痛」ってどんなだったかというと、自分の場合は完全に「治らないギックリ腰」だった。
これが妊娠中じゃなかったら絶対仕事休んでるよな〜って何回も思いました。一日安静にしてたら明日にはかなり回復する、ってわかってたら絶対休んでいいレベルに痛い、立てない、起き上がれない。
階段を、手すりに縋って必死でよろよろ上ってたところに出くわした中年男性の同僚が、「まだまだそんな段階じゃないでしょ〜笑」って言ったのを俺は一生忘れはしない…(仕事の都合でこの人には安定期に入る前に妊娠報告してた)。
最初、骨盤がズレたとか、股関節が脱臼しかけてるのではとか、そういう整形外科的方向も疑ってたけどこれは多分違う、何故なら一日の中でも波があって、立てないレベルのときと、まあ痛いけど外見的には普通に歩ける、ってときがあるから。脱臼とかしてたらずっと歩けないよね。

一日の中で一番酷くなるのは、短時間横になったときの仰向けの状態と、そこから寝返りを打つとき、起き上がるとき。
だから、夜寝るモードになってから、一旦トイレ行くために起き上がる、とかが一番しんどい。仰向け状態でくしゃみしたときは、痛すぎて本気で泣いた。腰の骨割れたかと思った。
不思議なことに、朝に起き上がるのはそこまで辛くない。多分長時間寝た姿勢になってから起き上がるときは、寝姿勢モードに筋肉?がトランスフォームしてて、腰が補強されている。
これがまた、昨日の夜は寝返り打つだけでひいひい泣いてたのに今はサクッと起き上がれてるやん、みたいなオオカミ少年感を醸し出して辛くもあるのだが…。

それで、肝心の対策のほうだった。
妊婦、腰痛、とかでググった人の全員が簡単に得られるであろう情報ですが最強グッズ「トコちゃんベルトII」↓
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これはたしかに効きます。壁に縋りながら立ち上がって生まれたての子鹿みたいにプルプルしてたのが、これを装着した途端になんとか歩けたりします。
でも、装着したら嘘みたいに全然痛くない!とかではないです。痛いながらも動けるようになるだけ。ギックリ腰なら休んでるけど、妊婦は一日休んだところでどうにもならんから、トコちゃんベルトで締め上げてなんとか出勤するしかないのである。
トコちゃんベルト締めても全然効かないときは、締める位置を試行錯誤するのがいいかも。それはもはや全く腰ではない、完全に尻だ、なんなら太ももでは?くらいまで下げたほうがいい日もある。
これらの腰痛に効くのはIIのほうなので、トコちゃんベルトはⅠもあるから買うとき気をつけてね。この先IIが全然使えなくてⅠが大活躍するフェーズにもなったんだけど、それはまた別で書きます。

病院で腰痛を訴えたときは痛み止めと湿布を処方してもらいました。痛み止めはカロナールでした。てことは、アセトアミノフェンなので、市販薬のノーシンとかタイレノールと同じだと思います。ラックル腰痛錠も主成分はアセトアミノフェン300だけど、他にも入ってる成分全部大丈夫かはわからないから自己責任になると思います。
でもラックルが即効性的には一番効いた。

湿布は、痛み止め成分入りのやつ、ロキソニンテープとかインドメタシンとかフェルビナクとか、そういうのは妊娠中は使えないので、ほとんど気休めのやつ。
病院の処方で、提携薬局がジェネリックでこれしか出せない、って言ってもらったやつは、何故か粘着力がゼロで貼った直後にアホほど剥がれるのでもう自分でドラッグストアで買っています。
サロンシップとか、パテックスのやつとか、マツキヨの自社製品の安いやつとかは妊娠中でも使えます。
腰が痛だる重くて不快感で寝付けないときに湿布はよく効きました。痛くなくなりはしないけど、貼った直後はスーっとして気持ちいいのでその隙に寝るというライフハックって感じです。ただし毎日使っているともちろんかぶれるのと、ある日突然貼った途端に激痛が生じて驚いてすぐ剥がしたのにその後もしばらくずっと激痛、という恐ろしいバグが起きることがあります。
多分、皮膚が敏感になってて、見た目ではわからない炎症が起きてたのかな? お風呂上がりからあまり時間が経ってないうちに貼るとなりやすい気がする。あれほんま痛いからもしなってしまったら気を強く持ってください、びっくりしちゃうけど、大丈夫です、剥がせば30分もせずにおさまります。

最後に、これはまだバクチですが、妊娠後期になって物理的にお腹が重すぎることによる腰痛で普通に座ってられない寝てられない、というフェーズに移行したので、これを買いました↓
ショップジャパン トゥルースリーパー セロ 高反発 マットレス トッパー シングル グリーン抗菌 防臭 防ダニ仕様 寝具 厚さ5㎝ 丸洗い可能 日本製【正規品】 https://www.amazon.co.jp/dp/B07VGX14XX/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_6QC251GYWR41J7SCTWXY?psc=1

それまで使ってたのはニトリマットレスで、わりと柔らかめのやつだったんだけど、腰が沈むマットレスだと寝返りがほんとに打てなくなってしまった。
硬いマットレスはそれはそれで腰痛になりそう? とも思ってたんだけど、しばらく入院したことがあって、そのとき病院のベッドめちゃくちゃ硬くて、なのに腰痛がマシだったという経験があったので、イチかバチかで硬めのマットレス買ってみようという発想です。
ネットサーフィンしていろいろ検討した結果、トゥルースリーパーセロにしました。もとのマットレスの上に乗せて使ってるので、床に直置きする想定はしてません。
セロには3.5センチのライトもあるんだけど、微妙にケチって真価がわからないとかえって損かなと思ったのでライトじゃないほう、5センチのほうにしました。
届いてマットレスの上に敷いたときは、手で押してみてあっさり沈むし思ってたより柔らかいのであー失敗かなあと思ったんだけど、実際に寝てみると硬いとは思わないのにあまり沈まないから寝返りと起き上がるのは楽です。
これで腰痛めっちゃ改善するかは、今後まだ要観察だけど、腰痛に悩まされ始めた初期の時点でマットレスをもっと硬いのに変えてたら良かったかなー。
腰が沈むふわふわとか、低反発系のマットレスにしてる妊婦さんは、最終的に後期に辛くなるから、早いうちに変えとくのも手ですよ、と思います。
トゥルースリーパーセロめっちゃいいよ! とはまだ
断言できないけど、いもむし🐛(パートナー、腰痛持ち)は腰痛マシになった気する! と喜んでいます。妊婦の腰痛に便乗して棚ぼただな!

妊娠初期からの腰痛との戦い

この話題が書きたくてわざわざはてブを始めた。


妊娠初期ってどのくらいかというと、もう妊婦検査薬で妊娠が判明してすぐ、病院で胎嚢確認できるより前からめちゃくちゃに腰が痛かった。

妊娠アプリ系のトピックとかネット記事も見まくったけど、だいたい「お腹が出てくると腰痛に悩まされるママもいます」「妊娠後期になるとほとんどの妊婦さんが腰痛になります」ばっかり書いてて参考にならない。

辛うじて、妊婦すると分泌される「リラキシン」というホルモンが骨盤とか靭帯をゆるめる働きがあるから、そのせいで、お腹が出てるのを物理的に支えるせいでなく腰痛が起こるシステムがある、ということはわかった。


でも、今度は「妊娠初期からここまで腰痛が酷かった人のサンプルがリアルでもネットでも全然見つからない」ことが不安になった。

過去に3回妊娠して出産に辿り着けなくて、今回の妊娠は4回目なんだけど、1回目の妊娠(妊娠中期までいったのにだめだった)でも同様に最初からめちゃくちゃ腰痛が酷かったから、「自分はリラキシンの分泌異常なんじゃないか、そのせいでこんなに腰痛が酷いのでは、そしてそのせいでまた妊娠がうまくいかないのでは」という疑心にかられた。

でも「リラキシンの分泌量」なんて、多分病院でも調べようがないんだと思う。

ちなみに、病院では先生に聞いても助産師さんに聞いても答えは「(原因は)わからない」「個人差がある」でした。

そもそもリラキシンのせいかどうかも助産師さんは懐疑的な感じだった(それってネットで調べたの?ふ〜ん…みたいな反応)し、リラキシンの分泌量と正常な妊娠継続の相関もないのかも。


この「腰痛の原因」問題はまだ解決していないんだけど、今回の妊娠では今のところ胎児も元気でなんとかちゃんと産めそうな週数まで来られたので、妊娠初期からの酷い腰痛=異常な妊娠、ではなさそう。

この後無事に健康な赤ちゃんが産めたらそれが証明できる(サンプル1だけど)ので、そうなるといいなと思う。

自分みたいに「妊娠初期 異常に腰が痛い」とかでググってここに辿りつく人がいたらいいなって思ってこれを書いています。

原因とは別に、対策のほうも書こうと思うんだけど、長くなったから次の記事に分けるね。

あと、初期の頃には「なんらかの事情(今だけドバッとリラキシンが出てる、とか)による一時的な腰痛かも」という希望があったが、産休入るまでずっと絶えることなく腰痛です、しかももちろん悪化もします、この門をくぐるものは一切の望みを捨てよ…。


それから、「他の妊婦はみんな我慢してるんやろ、まめたが痛みに耐性が低いんじゃないの、おおげさ」的なことを言ってきたパートナー(このブログではいもむし🐛と呼ぶ)のことは一生恨んでやると決めている。

赤ちゃん抱っこしすぎで腰痛とか腱鞘炎になっても「世の中の父親はみんな我慢してる、おおげさ」って言ってやるからな!